ある日、はてなブログのアクセス画面に表示されていた Bing。
Google よりも早く検索流入が始まっているので、ちょっと気になりました。
ブログ運営開始からもうじき2ヶ月。
Google Search Console で調べたところ、Google には未だ数記事しかインデックスされておらず検索流入はほぼゼロ。
【Googleサーチコンソールとは】
(以下サチコ)
Search Console のツールやレポートを使うことで、サイトの検索トラフィックや掲載順位を測定できるほか、問題を修正し、Google 検索結果でのサイトの注目度を高めることができます。
サチコでは Google からのアクセス状況は調べられますが、Bing の状況は分かりません。
というわけで調べてみたところ、サチコのように掲載順位などが分かる「Bingウェブマスターツール」なるものがあったので、早速設定してみました。
と言っても、Googleサーチコンソールを導入済みなら設定は簡単です。
サチコと連携するだけ!
今回は、サチコのマイクロソフト版「Bingウェブマスターツール」について解説します。
Bing とは?
Bing とは Microsoft が提供している検索エンジン。
検索エンジンと言えば「ググる」で有名なご存知 Google や、日本では Yahoo も一般的ですよね。
ただ、Windows10 のデフォルトブラウザ「Edge」の検索エンジンには Bing が使用されているので、最新の Windowsパソコンで「Edge」を利用している人は知らず知らずのうちに利用しているかもしれません。
Microsoft Bingのコンセプト
Bingのコンセプトとして掲げているのは、ユーザーの意思決定やタスク達成を助ける「ディシジョン エンジン(Decision Engine)」という考え方。普通、ユーザーは、何らかの目的をもって検索を使っています。Bingは、キーワードを入れると、ユーザーが欲しいものが帰ってくる、という検索エンジンの基本を少し進化させて、ユーザーが「したいこと」を把握 (User intent=ユーザー意図の理解)して、もっと「やりたいこと」に早く到達できる、タスク・仕事に集中できるようにしていく(Task completion)ことを目指しています。
開発者のコメントによると、検索意図を予測して関連性の高いコンテンツを表示し、ユーザーに気付きも与えてくれるという。
少し Bing と Google の検索結果を比較したところ、Bing は割と新しい記事が上位表示されてる印象で、広告記事がトップ表示される事もなく、ブロガー目線で見ると上位表示が狙いやすい検索エンジンという印象。
Bing 意識する必要性
順位 | 検索エンジン | All | Mobile | Desktop | Tablet |
1 | 75.51% | 74.57% | 76.96% | 73.05% | |
2 | Yahoo! | 20.97% | 25.02% | 14.97% | 24.20% |
3 | bing | 3.14% | 0.16% | 7.51% | 2.41% |
4 | DuckDuckGo | 0.16% | 0.12% | 0.22% | 0.24% |
5 | Baidu | 0.10% | 0.07% | 0.16% | 0.04% |
6 | YANDEX RU | 0.03% | 0.02% | 0.05% | 0.03% |
※参照:2021年5月 StatCounter Global Stats - Search Engine Market Share
検索エンジンシェアは、Google が断トツ1位で8割弱、次いで Yahoo!、Bing となっています。
Bing は3位といってもシェア率は10%にも満たない状況。
当然ながらSEO対策は Googleメインで話される事が殆で、絶対数が多いのだから今のところ正しいと、私も思います。
ですが、
2020年10月20日Googleは米司法当局や30を超える州から反トラスト法違反(独占禁止法)で提訴されています。
今後どうなるかは分かりませんが、「出る杭は打たれる」が如く、横ヤリが入る可能性は拭えません。
つまりは、現在首位の検索エンジンGoogle を気にするのは勿論ですが、将来的に可能性のある検索エンジンにも気を配っておいて損は無いということ。
その点、Windowsのデフォルトブラウザに採用されている「Bing」は年々シェアを伸ばしており、将来性ある検索エンジンといえるのではないでしょうか。
Bing ウェブマスターツールとは?
ブログ記事をいち早くBing の検索結果に表示させるためにサイトマップを送信したり、検索エンジンBing での掲載順位を確認したりするためのツール。
「Bingウェブマスターツール」は、簡潔に言うと Google Search Console の Bing版で、見た目や機能はサチコそっくり...。
Bing ウェブマスターツールとGoogle サーチコンソールの連携
Google サーチコンソールを導入済みなら、導入は簡単。
①上記サイトからGoogleアカウントでサインイン
②Google Serch Consoleからのインポートを選択
③あとは待つだけ
サチコ同様、レポートや検索パフォーマンスの確認が出来るようになります。
Google Search Console からのインポートでサイトマップも自動で送信されるようで、改めてサイトマップを送信する必要はなさそうです。
一日経って確認したところ、無事表示されるようになりました。
【まとめ】Bing ウェブマスターツールも入れておこう
ブログにSEO対策は必須と言われますが、殆どの場合Googleを意識したもので Bing を気にする方は少数派かと思います。
しかしパソコンと言ったら Microsoft の Windows が主流。
そのデフォルトブラウザ Edge 使われている検索エンジンBing を全く意識しないというのは、ちと早計かと感じました。
更にはGoogleが反トラスト法違反で提訴されるなど、今後検索エンジンの利用率に変動が起こる可能性は十分あるのではないでしょうか。
検索エンジンは Googleだけじゃない!
というわけで、簡単な設定で入れられるので「Bing ウェブマスターツール」もいちおう入れておこう。