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高値でも大丈夫?積立投資を始めるタイミングをシミュレーションで検証

投資のタイミング

2021年の株価はコロナショックによる大規模な金融緩和の影響で、約30年ぶりの高値圏で推移しています。

将来の為の資産形成として積立投資をいざ始めようと思った時、株価が高値である今から始めても大丈夫なのか?不安になる方も多いのではないでしょうか。

積立投資を始める時、そんな不安を解消するための考え方と心構えを将来の相場シミュレーションから検証しました。

開始タイミングを決められず迷われている方の参考になれば幸いです。

積立投資を始めるタイミングはいつがいいのか?

投資には、リスクを低減し安定的な資産運用を行う「長期・積立・分散」という王道の投資手法があります。

積立投資では私もこの手法に則った長期で考えることが大原則だと考えていて、長期+積立とした場合、開始タイミングはいつがいいのか?

当記事の結論

相場が下がり続けない限り、いつ始めても大丈夫

結論から先に述べると、始め時を気にする必要はなく開始出来るタイミングが始め時。

長期・積立投資はドルコスト平均法でリスク低減

ドルコスト平均法

ドル・コスト平均法とは、株式や投資信託などの金融商品の投資手法の一つ。定額購入法ともいう。金融商品を購入する場合、一度に購入せず、資金を分割して均等額ずつ定期的に継続して投資する。

Wikipedia

長期積立で価格変動リスクを抑える手法として有名なのがドルコスト平均法です。

iDeCo(イデコ)やつみたてNISA は正にこの手法に則った投資といえます。

上図をご覧頂ければ分かるように、価格が変動しても掛金が一定であれば高値では購入数が少なく安値では購入数が増えることになり、元金÷購入口数=平均取得価格(黄線)が平準化し価格変動リスクを低減する事が出来ます。

 

例.価格20,000円で掛金20,000円なら1口購入、価格10,000円で掛金20,000円なら2口購入になり、掛金の合計は40,000円で3口購入。

この時、平均取得価格は40,000円÷3口=13,333円となるわけです。

その後、価格が13,333円以上になれば元本割れにはなりません。

 

相場の価格変動を予測するのは困難であり、相場は上下動する特徴がある事から購入価格を平均値にする事で安定した運用にするのが目的です。

積立投資はこの法則を念頭に考えると整理しやすいかと思います。

ここでドルコスト平均法のポイントを2つほど挙げておきます。

定額購入にすること

誰しも底値で買えば儲けられると欲が出てしまうものですが、底値が何処かは誰にも分かりません。

例え底値が分かったとしてもそれは予測が当たっただけに過ぎないので、価格変動によって掛金を変動してしまうと購入価格を平準化出来ません。

もし底値だと思い掛金を増やしてしまい、その後下落したら平均購入価格が引き上げられ重荷となってしまいます。

ドルコスト平均法は定額購入する事で、いわゆる高値掴みを回避出来るのがメリット。

長期運用であること

積立投資といっても短期で行う場合、ドルコスト平均法は相性が良くありません。

平均取得価格は平準化出来ても、投資を止めるタイミングが下落時であれば元本割れリスクは当然あります。

相場の動き次第ではありますが、下落しても回復まで待てる長期運用であることがポイントです。 

価格変動パターン別シミュレーション

将来の相場変動と積立投資を始めるタイミングによって、運用結果にどんな違いが出るのか?3つの相場変動パターンと開始時期の違いによる平均取得価格の推移をシミュレーションしてみました。 

  • 暴落後ゆるやかに回復するパターン①
  • 右肩上がりで上昇するパターン②
  • 右肩下がりで下落するパターン③

長期でみた場合、過去10年内に数回は「○○ショック」という暴落が起きているので、個人的にはこの先もパターン①を繰り返すのではと予測しています。

相場の動きや具体的な数値、時期などは予測不可能なので、投資タイミングを考える上での参考程度にご覧ください。

暴落後ゆるやかに回復するパターン①

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開始時期Aのように開始直後に暴落した場合、高値から始めた分だけ平均取得価格も高く、相場が平均取得価格を上回るまでの期間も長くなると想定されます。

Cのようにたまたま底値で開始出来た場合、相場が常に平均取得価格より上回るので収支がプラスのまま推移しています。

しかし、何処が高値で何処が底値になるかを予測するのは困難です。

いずれも相場が回復すれば元本割れを回避出来る可能性は高く、長期運用であればA・B・Cともに平均取得価格は集束していくので長期で見れば大差はありません。 

資産がマイナスでも、下落時こそコツコツと買い続ける事が大事です。

右肩上がりで上昇するパターン②

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暴落する事無く、右肩上がりで相場が上昇した場合。

AとBを比較すると分かりますが、平均取得価格では底値で始められたBよりもAの方が低く抑えられています。

ましてや出遅れたCの平均取得価格が一番高くなってしまう結果に。

タイミングを待っても価格が暴落しなかった場合、待った分だけ損する可能性があるという事です。 

但し、相場が上昇するのであればA・B・Cいずれも元本割れすることなく、こちらも平均取得価格は集束していきます。

右肩下がりで下落するパターン③

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唯一の負けパターンはこれ。

ドルコスト平均法が万能でないという事も理解しておく必要があります。

A・B・Cどのタイミングで始めても右肩下がりで相場が下落している状態では、収支はマイナスです。

平均取得価格が集束していく事に変わりはありませんが、相場が下落している間はいつ始めてもマイナスなので始めるタイミングを気にする必要はないと言ってもいいでしょう。 

売却のタイミングと暴落への備えは必要

最後に、長期・積立のドルコスト平均法の弱点である株価の下落や暴騰への備えについて触れておきます。

長期積立投資の出口である売却時に、相場が下落してしまう可能性はもちろんあるので、ゴール地点が決まっていれば準備を進める事で損失をある程度抑える事も出来ます。

そこで王道の3つ目「分散」の出番です。

分散方法を3つ解説していきます。

投資商品を分散する

一つ目は投資商品を分散する方法。

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例えばA商品のみ100%で資産運用していた場合、A商品の価格が20%下落すれば資産もそのまま20%減少してしまいます。

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仮に、Aに50%・Bに25%・Cに25%のように分散投資していれば、A商品の価格が20%下落しても全体の資産は10%の減少に抑えられるという事です。

分散投資する際は、別系統の資産に振り分けることが重要。

例えば全世界株式と全米株式では、全世界株式の大半が米国株式だったりするので価格変動が同じ動きになりやすく、分散投資の意味を成しません。

株式・債券・コモディティなど別系統の資産に分散すると、価格変動のリスクヘッジになります。

利益が出てる時に売却する

二つ目は価格が上昇し利益が出ているうちに売却する方法。

長期運用していれば、価格が暴落する事もあれば暴騰する事もあるかと思います。

せっかく利益が出ていてもほったらかしでは、また資産が減少してしまう可能性もあるので、利益が出ているタイミングで一部又は全部を売却し利益を確定させておくのもあり。

iDeCo(イデコ)であれば資産を別商品に移動させるスイッチングという仕組みもあるので、上手く活用する事で利益を確保しつつ資産を分散させることが出来ます。

売却する時期を分散する

三つ目は暴落してしまった場合の対処として、可能であれば暴落時に全て売却せず時期をずらして売却していく方法。

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購入時とは反対に一定の口数ずつ時期をずらして売却する事で売却価格も平準化させる事が出来るので、相場が回復するのを待てるのであれば分散して売却するのも一つの手です。

つみたてNISA であれば投資した年から20年までは非課税になるので、時期をずらして売却するのに適しています。

【まとめ】積立投資の始め時は気にしなくてもいい

いかがでしたでしょうか。

「長期・積立・分散」という投資手法なら、始める時期はそれほど収支に影響しない為、タイミングは気にしなくてもよいのではないでしょうか。

ただ、相場の変動パターンは紹介した3パターン以外にも考えられますし、未来は分かりません。

積立投資が必ずしもプラス収支になるとは限らない事だけは肝に銘じておく必要があります。

それでも「将来的に相場は右肩上がりになる」というスタンスでなければそもそも積立投資での資産形成は成り立たないので、始めるのであればタイミングは気にせず余力のある範囲で始めてはいかがでしょうか。

将来の為の資産形成、長期積立投資は iDeCo・つみたてNISA 制度が税制優遇がありおすすめです。

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