2020年新型コロナウィルスの影響で、収入の減少、失業された方もたくさんいらっしゃる事と思います。
街では閉店になった店舗をあちこちで見かけるようになりました。
こうした将来への不安や働き方改革などの影響もあり、年々「セミリタイア」への関心が高まっているようです。
会社に依存する事なく、不安から解消された自由な生活は誰しも理想とするところではないでしょうか。
しかし、実現するのはなかなか難しいものです。
セミリタイアするには、何千万円という十分な資産が無くては出来ない。
そう考えている方が多いかと思いますが、もう一つ「不労所得」を得る事でセミリタイアへの道はずっと近づきます。
今回はこの不労所得を作るためにおすすめの「ストック型ビジネス」についてご紹介します。
不労所得になるストック型ビジネス
世の中には様々な副業がありますが、ビジネスは大きく分けて「フロー型」と「ストック型」というビジネスモデルがあります。
【フロー型ビジネス】
商品・サービス・時間などを売った分だけ単発的に収益を得るビジネスモデル
(フロー型副業の例:アルバイト・転売)
【ストック型ビジネス】
商品・サービスなどから継続的に収益を得る仕組みのビジネスモデル
(ストック型副業の例:アフィリエイト・YouTube)
将来セミリタイアを目指すなら働かずして収入を得る「不労所得」を作りたいですよね。
もし「不労所得」つまりマネーマシンさえ出来てしまえば、収支次第ではありますが、十分な資産が無くてもセミリタイア出来るかもしれません。
典型的なフロー型ビジネスであるアルバイトを例に取ると、将来セミリタイアしようとアルバイトを辞めてしまうと、その時点で収入が止まってしまうので収入を得るには働き続けなくてはいけません。
ストック型ビジネスは、将来不労所得になる仕組み作りをするという事。
その仕組み作りへの労力は、やがて働かずとも収益を生んでくれる資産となります。
そう簡単にはいかないのも事実ですが、努力がその瞬間で終わらず、不労所得の資産となっていくところがストック型ビジネスの魅力ではないでしょうか。
ストック型ビジネスのメリット・デメリット
ストック型ビジネス(副業)は不労所得の魅力があるものの、フロー型ビジネスとは違うメリット・デメリットがあります。
メリット
- 労力が自分の資産になる
- 仕組みが出来れば不労所得になる
働いた分だけ報酬をもらえるフロー型と違い、ストック型は働いた分が資産として蓄積され消える事はありません。(自分で消す事は出来ますが)
社会人の方なら分かるかと思いますが、通常会社で働くというのは会社の利益になり、労力は給与として支払われて終わりです。
ストック型ビジネス(副業)においては、労力は自分の資産として残るというのが大きい。
そして、収益化の仕組みが出来上がれば遊んでる間も、寝ている間も収益を上げる不労所得になります。
デメリット
- 収益化が難しい
- 収益化までに時間が掛かる
ストック型のデメリットは、フロー型と比較して収益化が難しいことにあります。
そう簡単に不労所得が作れるわけもないんですが、収益化までに時間が掛かるところも難しさの一つです。
なかなか成果が出ない故に、諦めて止めてしまう人が殆どというのが実情です。
実際、私も何度も挫けながら辛うじて続けています。(笑)
ストック型ビジネス(副業)の例
ストック型ビジネスで主流なのは「投資」ですが、不動産投資や株式投資などは副業というより資産運用になります。
資産運用も不労所得として進めたいところですが、ある程度の元手が必要になるので、ここではあくまで副業という観点で、いくつか例を挙げていきます。
ブログ
「アフィリエイト」というのをご存知でしょうか。
企業広告を掲載して収益を得るものですが、私も取り組んでいるブログもストック型ビジネスの一つ。
コツコツと記事を更新し、アクセスが増えてくれば収益に反映していきます。
正直な話、ブログは数ヶ月間収益0は当たり前。
1年継続しても収益化出来るかどうか分かりません。
そんな世界ですが、人によっては月数百万円と稼いでいる強者もいる夢のある副業だと思います。
何よりローリスク、無料でも始められるので自分に合わなければ止めればいいだけ。
インターネット環境とスマホがあれば出来ますが、収益化を考えたらパソコンもあった方が良いでしょう。
文章を書くのが好きなら向いていると思います。
\私も使っているはてなブログはこちら/
コンテンツ販売
コンテンツ販売とは、自分の持ってい情報(写真・動画・記事・楽曲)をデジタル化して有料商品として販売することです。
デジタル化する事で無在庫となり、いくつでも販売可能となります。
こちらもコツコツと自分の商品(コンテンツ)を作っていく事で売り物が増え、販売の仕組みを構築してしまえば不労所得を得られるようになります。
コンテンツ販売で有名なプラットフォームが「note(ノート)」です。
「note」では、自分のコンテンツを投稿し有料化も出来ます。
100円~10,000円の間で自由に料金設定し、noteへの手数料を引いた分が自分の収益となる仕組みです。
SNSのファンが多い人などは、noteを活用してマネタイズ(収益化)するのが有効です。
もう一つご紹介したいのが「kindle(キンドル)」です。
「kindle」は、Amazon の電子書籍サービスですが、ここで本を出版する事が出来ます。
しかも電子書籍なので、自費出版するような費用は掛からず無料です。
出版する方法を簡単に説明すると、KDP(Kindle ダイレクト・パブリッシング)でアカウントを作成して、出版する電子書籍データを送信するだけ。
ただし、出版は出来ても売れるかどうかは別の話。
惹かれる表紙やタイトルなどのコツも必要になってきます。
「kindle」で注目したいのは、Kindle Unlimited というサブスクがあることで、私も利用しているんですが、ちょっと気になれば手軽に読めるところが良いです。
つまり、サブスク契約している人にとって価格は関係なく、表紙やタイトルで気になれば読まれるという事。
Kindle Unlimited 対象本にして、読み放題で読まれても1ページ0.5円位の印税を貰うことが出来ます。
YouTube
ストック型ビジネスで外せないのが「YouTube」ですね。
説明の必要もないかと思いますが、収益化はなかなか厳しい条件があります。
- 直近12ヶ月の総再生時間が4,000時間以上
- チャンネル登録者数が1,000人以上
- 18歳以上であること
- 広告掲載に適したコンテンツであること
これをクリアしても、一般的な収益単価は「1再生あたり 0.05円~0.1円」と言われています。
10,000回再生されてようやく500円~1,000円ですが、少ないと思われるでしょうか。
ここで重要なのは、YouTube はストック型ビジネスというところ。
1つの動画では微々たるものでも、投稿を継続する事で「チャンネル登録者数×動画本数」と収益を積み上げていけるところです。
とはいえ、今や YouTuber は激戦区なので難しいとは思いますが、趣味や好きな事をテーマにするのが継続するコツです。
こちらもスマホ一つあれば無料で始められるので、挑戦してみてもリスクは特にありません。
ダメなら止めればいいだけ。
会社が副業禁止なら資産運用で解決
ここまでセミリタイアを目指しておすすめの「ストック型ビジネス(副業)」について説明してきましたが、そもそも会社が副業禁止で出来ないという方もいらっしゃるかと思います。
政府が副業・兼業を推進しているご時世で副業禁止とか、もう時代遅れですよね。
今の時代、正社員で定年まで安泰というわけでもないので、一般的に副業とみなされない資産運用で資産形成していきましょう。
詳しくは別記事にて紹介していますので、ご覧下さい。
【まとめ】副業はストック型ビジネスがおすすめ
将来セミリタイアしたい!と思っても、何もせずには出来ません。
宝くじでも当てるか、働かずに収入を得る不労所得を作るかです。
もちろん宝くじに当たればそれでいいですが、人生を宝くじ任せには出来ませんよね。
やはり堅実に行動しておく事も必要でしょう。
今回おすすめした副業「ストック型ビジネス」はすぐに収益は出ずとも、コツコツと労力を積み重ねる事で将来的には不労所得になる可能性を秘めた、夢のあるビジネスモデルです。
フロー型ビジネスだけでは、いつまでも労働という縛りから逃れられません。
今のうちからストック型ビジネスに取り組み、不労所得の種を育てておきましょう。