2020年12月資産形成のために始めたトライオートFX が、運用から5ヶ月経過しました。
運用実績の報告は初めてですが、5ヶ月運用して感じた事をお伝えします。
結論から言うと、今のところ好調でコツコツと利益を積み上げています。
しかし、ややハイリスクな設定の為、ロスカットの恐怖を感じながら運用している状況です。
今後の相場状況に合わせて、リスクを減らす方法を考えたいと思っています。
トライオートFX とは?
トライオートFXとは、インヴァスト証券が提供しているリピート系FXサービスです。
リピート系FX とは、外国為替証拠金取引である FX を一定の条件に従って自動売買するシステムトレードになります。
トライオートFX では、初心者には難しい自動売買の設定が予め用意されており、トレーダーは商品を選択して簡単な設定をするだけで取引を開始出来ます。
商品もランキング形式で表示され、人気順や低リスク順など自分の好みに合わせて選択出来るので、商品選びも難しくありません。
5ヶ月間の運用実績
【5ヶ月目・累計運用実績】
累計収益:147,786円
運用利回:月平均1.8%
(年間利回り21.6%)
開始からの5ヶ月間は順調に収益を上げてくれました。
このまま行けば一年間で収益30万円超えの可能性も!
しかし、証拠金に対し少し稼働数量が多いのでハイリスクハイリターンな運用の結果と言えます。
課題としてはこのハイリスクをいかに抑えられるかで、収益性と安全性のバランスを取る事です。
通貨ペア別実績
私が運用している通貨ペア毎の実績はこちら。
- スイスフラン/円(コアレンジャー)
- 豪ドル/NZドル(ハーフ)
スイスフラン/円 (コアレンジャー) |
豪ドル/NZドル (ハーフ) |
その他 (裁量取引) |
合計 | |
累計 確定収益 |
112,000円 | 33,112円 | 2,674円 | 147,786円 |
収益の大半は「スイスフラン/円」になっています。
ハイリスクハイリターンと言われるコアレンジャーの運用で、順調に利益を積み上げてくれました♪
「豪ドル/NZドル」は数量を一本0.5に設定しており、証拠金に掛かる負荷が大きい割に収益が少ないです。
その他に、時々スワップポイントの高い「トルコリラ/円」を裁量取引してたりします。
理由は、トルコリラ/円は現在価格が暴落しているので必要証拠金が少なく買いやすい事と、スワップポイント狙い。
しかし、何処まで下がるか分からずギャンブル的なので、少量の取引のみにし、上がればいいなぁ的な感覚です。
スイスフラン/円(CHF/JPY)
運用スタート以来、順調にレンジ帯を上下動してくれたスイスフラン/円ですが、4月末からレンジ帯を上抜けてしまいました。
(ガーーーーン!!)
サブレンジ帯は売り注文しかない為、現在停滞中です。
ここで不安になるのが、このまま戻らなかったらどうしよう・・・という事。
長期的にみて上抜けず戻ってくればいいのですが、正直不安です。 (汗)
豪ドル/NZドル(AUD/NZD)
私が運用開始した地点が、ちょうど買い注文と売り注文の中間点付近でした。
開始後は中心より上の売り注文の価格帯で変動し、順調に上下動のレンジ相場を作っています。
しかし私は証拠金に不安があった為、売り注文の稼動を一部削っております。
トライオートFX では、このように注文の稼動本数や注文数量を調整する事でリスクを抑える事が可能です。
(画面右側、稼働のスイッチ緑のみ稼働)
その分、収益性は落ちますが。
今の設定では思ったほど収益が伸びず、運用を見直したいと考えています。
証拠金が増えたら稼働を増やすか、別の通貨ペアに切り替えるか悩み中。
トライオートFX を運用して感じたこと
運用開始前、出来れば月3万円の利益が出れば良いなと期待を込めて始めました。
実際に初月3万円の利益が出た為、このまま行けば年間30万円超えもあり得る!と胸躍らせました。
自分で注文と決済をする裁量取引と違い、取り引きタイミングを探したり下手な取り引きをする事も無いので、自動売買は本当に楽でした。
ただ、長期的な運用になるので少し心構え的なところも必要です。
相場の動き次第では当然損失の覚悟もしなければいけません。
そうならない為にも、当たり前かもしれませんが、リスクを抑えた運用をしていく事が重要と感じました。
コアレンジャーの含み損は当たり前
自動売買取引のプログラム上、建玉(ポジション)をいくつも保有する事になるんですが、その殆どが含み損の建玉になります。
これは運用上仕方が無いとはいえ、含み損が膨らんで行くのは心持ちが良くないです。
リピート系FX のコアレンジャーという自動売買では、そこそこ変動のあるレンジ相場がフィーバー♪となり稼ぎまくってくれるんですが、トレンドといって片側に向かって相場が動くと含み損が増す性質があります。
更に運用開始時から相場が動いた幅の分、含み損が膨らむという事。
私の場合、上図のスタート位置①から運用している為、含み損になるレンジ幅は青矢印の分だけ。
もしスタート位置②だったら、オレンジ矢印の幅だけ含み損が膨らんでいる事になります。
運用開始してから時間が経過するほど相場の幅は広がっていきますが、一度広がったレンジ幅に相場が戻ってくれば、それ以上含み損は膨らみません。
初めたばかりの人は含み損が膨らむと不安になるかもしれませんが、そもそも含み損を抱えながら運用するプログラムだという事を頭に入れておきましょう。
自動売買セレクトのグラフを見ても分かる通り、一定の含み損を抱えながら利益を積み重ねていくのが特徴です。
ハーフは安全性が高い代わりに停滞期あり
推奨証拠金が少なく始めやすい自動売買プログラムにハーフという商品があります。
ハーフは、過去の値動きの中心を挟んで下は買い注文、上は売り注文が組まれています。
相場が中心に近づくと含み損が無くなっていく特徴があり、真ん中に来た時点で終了すれば含み損ゼロで終わらせる事が出来ます。
含み損が少なく安全性が高いのは良いですが、中心から離れて行く相場では決済がなく、停滞時期が長くなりやすいです。
私の実績でも分かる通り、注文数を高めにしたものの決済回数が少なく稼げていない印象です。
私が稼働本数を減らしているのも原因ですが・・。
現状、ハーフは「ややハイリスクローリターン」という印象。
スワップポイントは重要
二国間通貨の金利差により得られるスワップポイントといのがあります。
例えば超低金利通貨の円を売って、トルコリラのような金利の高い通貨を買っていると、ポジションを決済するまで日々スワップポイントという収益が得られる仕組みです。
ただし、その逆でマイナススワップもあるので注意が必要です。
むしろマイナスの方が大きい。
スワップポイントは FX 会社により設定が違うので、保有予定の通貨に関しては確認しておくといいでしょう。
自動売買は建玉を長期保有する可能性が高く、マイナススワップの長期保有は結構キツいです。
幸い現在運用している豪ドル/NZドルは、買いも売りもスワップポイントはマイナスですが小さいので気になりません。
強制ロスカットの恐怖
FX はレバレッジと言って証拠金を基に、自分の資金以上の通貨を取り引き出来ます。
それ故に相場に対する収益性が高くなるのですが、動き次第では含み損が増大し証拠金不足が発生する可能性があります。
FX 会社はそうなる前に規定の証拠金維持率を下回ると、トレーダーの取引を強制決済(強制ロスカット)します。
トライオートFX では、有効比率(証拠金維持率)が100%を切ると強制ロスカットされます。
トレーダーの資産を保護してくれる役割もありますが、この強制ロスカットが発動すると含み損が損失として確定してしまうので、せっかく積み上げた利益も元金も大幅に失う事になります。
そうならないよう、証拠金維持率を確保しながら運用する必要があるので、資金に対し取引数量が多い(レバレッジが高い状態)のは危険なわけです。
取引開始直後は、建玉(ポジション)が少ないので証拠金維持率も高いんですが、建玉が増えてくると一気に維持率が低下していきます!
取引数量が大きいと1本建玉が増えるだけで一気に維持率が落ちるので、私は結構恐怖を感じました。
これは資金不足なんだなと感じて、稼働本数を減らしたわけですがもう少し維持率を上げないと安心して稼働出来ないというのが正直なところ。
【まとめ】トライオートFX 運用実績5ヶ月目
期待を込め思い切って始めたトライオートFXでしたが、5ヶ月経った現在は順調に利益を上げてくれており、結果には満足しています。
預けていただけのお金がお金を生んでくれる事、不労収入として毎月利益を上げてくれる事は嬉しい限りです。
私は相場を読む力も分析する力も無い凡人ですが、こうして簡単に設定するだけで始められるところがトライオートFX の魅力だと思います。
但し、資金と運用設定次第ではハイリスクなのも確かで、リスク管理が課題の一つです。
これからも順調に資産を増やしてくれる事を期待して、リスク管理を考えながら運用していきます。